DICTIONARY
用語集
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クレイセラピー

クレイセラピーは、クレイをヒーリングに応用した自然療法です。

クレイセラピーは粘土療法とも呼ばれ、古くから美容や健康維持など幅広いケアの一つとして愛されてきました。血行促進、トラブル肌の肌の活性化作用、ストレス除去作用など、様々な症状に対する強力な救済的な自然療法として広く使われています。

歴史を見てみると、クレイは古代エジプトではミイラ作りにミルラとともに利用されていました。古代ギリシャでは、ヒポクラテスがヒーリングに利用していました。古代ローマでは、炎症、潰瘍、骨折、打撲等の治療に利用したり、水浴を使っ儀式に利用されました。聖書にはクレイを治療に使ったとする記述があります。中世ヨーロッパでは、ドイツのセバスチャン・クナイフがウォーターセラピー(水療法)の一部としてクレイを取り入れ様々な病気の治療に成果を上げました。大腸感染症を引き起こす赤痢の流行を抑えるための治療にもクレイは利用されていました。

フランスで、クレイは、浸透圧の作用により皮膚の奥にある体内に有害な影響を与える不純物を取り除くのを助ける優れた作用を持っていることがよく知られています。

あらゆるクレイは、体内の有益な成分に影響を与えずに害のあるものだけを取り除き、痛んだ組織を賦活させ、炎症を抑え、怪我や痛みを鎮静させてダメージを癒し軽減してくれます。
そして、皮膚の奥に滞留する余分な脂肪分の除去、皮膚の活性化、血行促進をたすけます。
デトックス(解毒)、全身トリートメントによる美容ケア、頭皮ケア、クレイバス浴、関節の炎症などによる痛の緩和湿布などの目的にも多く使われています。
自然に育まれたクレイは太古の昔からこのように様々な方法で、美容に、治療に、癒しにと、おおいにその手助けをして役立ってきました。

38℃くらいのぬるめのお湯にクレイパウダーを溶かし、ゆったりと入浴するとクレイはそのミネラルとマイナスの電解質によって毛穴の奥深くで酸化してプラスに帯電した皮脂や毛穴の汚れも吸着して取り除いてくれます。もちろん、その汚れは容易にシャワーで洗い落とされます。

クレイと水でクレイペーストを作り、肌に1㎝くらいの厚みで塗り、そのまま10~15分おき、クレイペーストが乾く前に取り除き洗い流します。クレイが余分なものを取り除き、スッキリ引き締まり、肌が明るくなります。