更年期に入り、月経周期が不順になり閉経を迎えると、女性ホルモンは全くなくなってしまうと思っていませんか?
閉経した後も、血中の女性ホルモンは月経があるころと比べて6割くらいはちゃんとあります。ただ、卵巣が委縮し卵胞が成熟しなくなることで排卵はなくなり、受精卵を育む必要がなくなるので子宮内膜も厚くならないので、月経も起きなくなります。
卵巣が次第に委縮したことで、視床下部→下垂体からの刺激ホルモンに対してスムーズに反応できなくなります。しかし視床下部はすぐにはそれに対応できず、バンバン刺激ホルモンを出し続け次第に視床下部は混乱し、自律神経系にも影響が及び、様々な不定愁訴が現れます。
更年期になると女性ホルモンが減ることが影響して起こる変化、例えば肌や髪にツヤやハリがなくなってくるなどだけでなく、司令塔である自律神経系が不具合を起こして起こる不調、例えば不眠や気分のムラなどがあらわれます。また、更年期のころは、社会的にも責任が増したり、家庭では、親が高齢になることで様々な心配事や介護などに時間も心も費やします。さらに免疫系にも影響が現れ、炎症が起きやすくなったり、定年や自身の老後のことなど先のことを考える時期ではないでしょうか。
更年期になり閉経しても、月経があったころの6割くらいは女性ホルモンはあります。産後エストロゲンはほとんどゼロに近く減ってしまっているのに、産後の女性がホルモンバランスが崩れ不調で苦しんでいるなんてほとんど聞いたことがありませんよね。
なぜなら、産後はセロトニンやオキシトシンなどがたっぷり分泌されて自律神経が不具合を起こさないから。
更年期の女性に質問です。
貴女は、ウキウキすることがありますか?
自分のことを後回しにしていませんか?
スキンシップできていますか?
好きな精油の香りを1滴たらし、香りに集中して香りを楽しむだけで、一瞬で呼吸が深くなり心が落ち着き、気分がリフレッシュします。
精油には心や体、肌に対して有益な作用を持っていて、その時の状態をより良くしてくれます。
ゆっくり息を吸い込みながら香りを確認すると、もっと呼吸が深くなる香り、息を止めたくなる香りと身体が反応するので、精油成分や作用を全く知らなくても、最適な精油を選ぶことができます。
ただし、精油のブレンディングはアロマセラピストにお任せください。なぜなら、好ましいと感じる香りを3つブレンドしてもよい香りになるとは限りませんし、トップノードだけやハーブだけなど、偏ったものになってしまう可能性があるからです。
それでも悪くはないのですが、アロマセラピストは精油の作用や香りの特徴、アロマブレンドを使う方の心や身体のことなどホリスティックに観て精油を一つ一つ選びブレンドします。一つの精油の作用は一つではなくこの症状にこれといった選び方はしないのです。
例えば、更年期によいとされる精油の一つにゼラニウムがあります。ゼラニウムは心を神経系を強壮(強く健康な・元気な)する作用があります。気分を高揚し不安と抑うつを鎮めてくれます。強く元気にする作用と不安を鎮める作用という相反する作用を同時に持っているんです。
社会でバリバリ働き、家庭のこともちゃんとこなして、でも内面には、何かが今までとは変わってきていることを感じている更年期の女性にピッタリですよね。
精油は、この症状にはこれとはならないのは、微量な成分も数えると数百種類にも及ぶ多成分からできているからなんです。
アロマセラピストは、貴女の今の状態を客観的に観察し、貴女の心と身体の状態を、より良い方向へとサポートしてくれるアロマブレンドをご提案します。